帯状疱疹ワクチンの効果・接種間隔・有効率|何年効く?医師が最新エビデンスで解説|世田谷区の整形外科

帯状疱疹ワクチン 効果・接種間隔・有効率と持続期間 豪徳寺整形外科クリニック(世田谷区) 医師が最新エビデンスをわかりやすく解説
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帯状疱疹ワクチン|効果・効能/接種間隔/有効率と持続期間【医師監修】

要点まとめ
  • 日本で使えるのは不活化ワクチン(シングリックス:2回)生ワクチン(1回)の2種類。
  • 2025年(令和7年)4月から、その年度に65歳になる方などを対象に定期接種になりました。
  • シングリックスは有効率:50歳以上で約97%、70歳以上でも約90%。PHN(帯状疱疹後神経痛)の予防効果も高いと報告。
  • シングリックスの接種間隔は2か月後に2回目(遅れた場合も6か月後までに完了。医師判断で1か月後まで短縮可)。
  • シングリックスは10年時点でも7割程度の予防効果の報告。生ワクチンは5年時点で4割程度に低下。

帯状疱疹とは?

水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が体内に潜伏し、加齢や免疫低下で再活性化して起こる病気です。発疹が治っても痛みが長引く帯状疱疹後神経痛(PHN)が問題になります。ワクチン接種により、発症やPHNのリスクを下げることが期待できます。

日本で接種できるワクチン

種類 製剤 回数 対象・注意
不活化ワクチン(組換えサブユニット) シングリックス®(RZV) 2回(2回目は2か月後、遅くとも6か月後まで 50歳以上。帯状疱疹のリスクが高い18歳以上も対象。免疫の状態にかかわらず接種可(筋肉内接種のため、抗凝固療法中・血小板減少や凝固障害のある方は注意)
生ワクチン 乾燥弱毒生水痘ワクチン等 1回 50歳以上。免疫機能に異常のある方・免疫抑制をきたす治療中の方・妊娠中の方は接種できません(禁忌)

2025年(令和7年)4月から、帯状疱疹ワクチンは予防接種法のB類疾病として定期接種になりました。その年度内に65歳になる方が対象で、令和7〜11年度の5年間は経過措置として、その年度内に70・75・80・85・90・95・100歳になる方も対象です(60〜64歳でヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害があり日常生活がほとんど不可能な方も対象)。定期接種では生ワクチン・不活化ワクチンのいずれかを選べます。対象年齢以外の方は任意接種となります。費用や助成の内容は年度・お住まいの自治体によって異なりますので、世田谷区の案内または当院へご確認ください。

効果・有効率(PHN含む)

シングリックス(不活化・組換えサブユニット)

  • 発症予防:50歳以上約97%、70歳以上約90%
  • PHN予防:50歳以上で約89%、70歳以上で約91%と報告されています。

生ワクチン

  • 発症予防:全体で約51%
  • PHN予防:約67%

持続期間(何年効く?)

  • シングリックス:接種後1年で9割以上、5年で9割程度、10年時点でも7割程度の予防効果が報告されています(効果は年数とともに徐々に下がります)。
  • 生ワクチン:接種後1年で6割程度、5年時点では4割程度に低下すると報告されています。

接種間隔とスケジュール

  • 標準:1回目の2か月後に2回目(2回で1セット)。
  • 遅れた場合:最初からのやり直しは不要。ただし1回目から6か月後までに2回目を終えます。
  • 前倒し:病気や治療で免疫が低下している(低下する可能性がある)など早期の接種完了が望ましい場合は、医師の判断で1か月後まで間隔を短縮できます。

どちらを選ぶ?

有効率・PHN予防・効果の持続・接種できる方の範囲という点では、シングリックス(不活化ワクチン)のほうが良好な成績が報告されています。
一方でシングリックスは2回接種が必要で、接種部位の痛み(7割以上)、発赤・筋肉痛・疲労(3割以上)、頭痛・腫れ・発熱(1割以上)など、接種後の反応が比較的強く出やすい点に注意が必要です。「1回で済む簡便さ」を重視する場合は生ワクチンも選択肢になりますが、効果・持続期間・接種できない方の条件を理解したうえで、担当医とご相談ください。

よくある質問

Q1. 以前に帯状疱疹にかかった人にも意味はありますか?
再発はあり得ます。再発予防としての接種は有用です。
Q2. ブースター(追加接種)は必要ですか?
シングリックスは接種後10年時点でも7割程度の予防効果が報告されています。定期的な追加接種(ブースター)の必要性は、現時点では確立していません。
Q3. 2回目が遅れたら最初からやり直しですか?
最初からのやり直しは不要です。1回目から6か月後までに2回目を完了してください。

お問い合わせ(ワクチン在庫・助成制度)


 

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