腰痛の危険なサイン(レッドフラグ)|すぐ受診すべき症状を整形外科医が解説|世田谷区の整形外科
世田谷区豪徳寺の整形外科専門医が、腰痛の「レッドフラグ」について解説します。腰痛の大半は命に関わるものではありませんが、まれに重い病気が隠れていることがあります。見分けるサインを知っておいてください。
今すぐ受診すべきサイン
- 排尿・排便のトラブル(尿が出にくい、尿もれ、便が出しにくい)
- おしりや股のまわりの感覚がなくなる(サドル型のしびれ)
- 足の力が入らない・日に日に弱くなる
- 突然の激しい腰や背中の痛みに、冷や汗・血の気が引く・お腹の拍動するしこりをともなう(腹部大動脈瘤の破裂など、血管の病気の可能性)
- 両足の麻痺が短時間で進んでいる
はじめの3つは馬尾症候群という緊急性の高い状態のサインです。緊急の手術が必要になることがあり、対応が遅れると排尿・排便の障害や足の麻痺が後遺症として残ることがあります。様子を見ずに、その日のうちに受診してください。夜間・休日など診療時間外の場合は、翌日を待たずに救急外来を受診してください。
次の場合は、迷わず救急車(119番)を呼んでください。突然の激しい腰・背中の痛みに、冷や汗や血の気が引く感じ、意識が遠のく感じをともなう場合(腹部大動脈瘤の破裂などが疑われます)、または両足の麻痺が短時間で進んでいる場合です。移動そのものが危険なことがあるため、無理にご自身で来院しようとせず、その場で救急要請をしてください。
早めに受診すべきサイン
- 安静にしていても痛む・夜間に痛みで目が覚める(動かなくても痛むのは要注意)
- 発熱をともなう(感染の可能性)
- がんの治療歴がある/原因不明の体重減少
- 高齢の方や骨粗しょう症のある方が、転倒・尻もちのあとに強く痛む(圧迫骨折の可能性。くしゃみや軽い動作など、はっきりした転倒がなくても起こることがあります)
- ステロイドの長期使用歴がある
- 強い外傷のあとの腰痛
- 50歳以上ではじめて起きた強い腰痛
- 糖尿病や透析を受けている方、免疫を抑える薬を使っている方の腰痛(熱がはっきり出ないまま感染が進むことがあります)
- 20歳未満ではじめて起きた強い腰痛
また腰の痛みは、腰そのものではなく内臓の病気が原因のこともあります。尿路結石、腎盂腎炎、膵炎、婦人科の病気、大動脈の病気などです。体の動きと関係なく痛む、痛みの波がある、腹痛・発熱・吐き気・血尿をともなうといった場合は、整形外科以外の原因も考えて検査を進める必要があります。
比較的心配の少ない腰痛
- 動いたときに痛み、休むとやわらぐ
- 動かしはじめが少しつらく、日中の活動でとくに悪化しない
- 発熱やしびれ、脱力をともなわない
- 数日〜数週間で軽快傾向にある
ただし、これらに当てはまっても2週間以上改善しない場合は一度受診をおすすめします。なお、朝のこわばりが30分以上続き、動いているうちにかえって楽になるという腰痛が数か月以上続く場合は、背骨の炎症による腰痛(脊椎関節炎など)の可能性があり、別の検査が必要になります。
受診したら何をするか
- 問診でレッドフラグの有無を確認します
- 神経学的診察(筋力・感覚・反射)
- 必要に応じてX線検査、血液検査
- 重い病気が疑われる場合はMRIなどを連携医療機関で手配します
当院での診療
豪徳寺整形外科クリニックでは、問診と神経学的診察でレッドフラグの有無を確認し、必要な検査を選んで行っております。腰痛が長引く方、上記のサインが気になる方はお早めにご相談ください。
📍世田谷区豪徳寺・小田急線豪徳寺駅徒歩5分
🏥 豪徳寺整形外科クリニック
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