変形性股関節症|足の付け根の痛み・歩きにくさの原因と治療法を整形外科医が解説|世田谷区の整形外科

世田谷区豪徳寺の整形外科専門医が、変形性股関節症について解説します。「足の付け根が痛む」「靴下がはきにくい」「歩き方がおかしいと言われる」——こうした症状は股関節の変形が原因かもしれません。

変形性股関節症とは

股関節の軟骨がすり減り、骨の変形が進むことで痛みと動きの制限を生じる疾患です。日本では女性に多く、特に発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)や臼蓋形成不全を背景に発症する「二次性」が多いことが知られています。

主な症状

  • 足の付け根(そけい部)の痛み——最も多い場所
  • お尻や太ももの外側・前面の痛み(膝の痛みとして感じることも)
  • 靴下がはきにくい・足の爪が切りにくい(可動域の制限)
  • あぐらがかきにくい
  • 長く歩くと痛む、階段がつらい
  • 進行すると脚の長さに左右差が出て、跛行(はこう)が目立つ

股関節の痛みが膝の痛みとして現れることがあるため、膝を調べても原因がはっきりしない場合は股関節も評価します。

病期(進行の段階)

病期状態
前期臼蓋形成不全などがあるが、軟骨はほぼ保たれている
初期関節のすき間が狭くなり始める
進行期すき間がさらに狭くなり、骨のう胞や骨棘が出現
末期関節のすき間が消失し、変形が高度になる

診断

  • X線(レントゲン)検査:関節のすき間・骨棘・臼蓋の形状を評価(診断の中心)
  • 可動域の測定(特に内旋・外転の制限)
  • 歩行の評価
  • 必要に応じてMRI・CT(早期病変や手術計画のため、連携医療機関で実施)

治療法

1. 保存療法

  • 運動療法:股関節周囲筋(特に中殿筋)の強化、可動域訓練。最も基本となる治療です
  • 体重管理:股関節には体重の数倍の負担がかかるため、減量の効果が期待されます
  • 生活動作の工夫:和式より洋式、深くしゃがまない、長距離歩行を分割する
  • 杖の使用:痛む側と反対の手に持つのが原則
  • 薬物療法:消炎鎮痛剤の内服・外用

2. 手術療法

  • 骨切り術:比較的若く、変形が進行していない方が対象。自分の関節を温存します
  • 人工股関節置換術(THA):進行期・末期で痛みが強い方が対象。除痛効果が高い手術です

手術の適応は年齢・病期・活動性・生活への支障を総合して判断します。手術が必要と判断される場合は専門医療機関へご紹介します。

受診の目安

  • 足の付け根の痛みが続いている
  • 靴下がはきにくい・爪が切りにくくなった
  • 歩ける距離が短くなってきた
  • 子どもの頃に股関節の治療を受けたことがある(定期的な評価をおすすめします)

当院での診療

豪徳寺整形外科クリニックでは、X線検査による病期評価と、運動療法・薬物療法・生活指導による保存療法を行っております。手術が必要と判断される場合は連携医療機関へご紹介いたします。足の付け根の痛みでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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🏥 豪徳寺整形外科クリニック


 

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