夏の運動と熱中症|スポーツ中の予防法と応急処置を整形外科医が解説|世田谷区の整形外科
世田谷区豪徳寺の整形外科専門医が、スポーツ中の熱中症について解説します。部活動やランニング、ゴルフなど、夏の運動には熱中症のリスクが伴います。整形外科では、こむら返りや筋けいれん(熱けいれん)のご相談をきっかけに熱中症が見つかることもあります。
熱中症の重症度分類
| 分類 | 主な症状 | 対応 |
|---|---|---|
| I度(軽症) | めまい・立ちくらみ・筋けいれん(こむら返り)・大量の発汗 | その場で冷却・水分と塩分の補給・見守り |
| II度(中等症) | 頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・集中力低下 | 医療機関を受診 |
| III度(重症) | 意識障害・けいれん・高い体温・呼びかけに反応しない | ただちに救急要請(119番) |
「自分で水分を摂れない」「呼びかけへの反応がおかしい」場合は、迷わず救急要請してください。
現場での応急処置:3つの柱
1. 涼しい場所へ移動
日陰・冷房の効いた室内へ速やかに移動し、衣類をゆるめて休ませます。
2. 体を冷やす
- 首・脇の下・脚の付け根(太い血管が通る部位)を氷嚢などで冷やす
- 皮膚に水をかけて扇風機やうちわで風を送る
- 重症が疑われる場合は、可能な限り早く全身を冷却する
3. 水分・塩分の補給
- 経口補水液やスポーツドリンクが適しています
- 水だけの大量摂取は避ける(塩分が薄まり、かえって症状が悪化することがあります)
- 意識がはっきりしない場合は、無理に飲ませない(誤嚥の危険)
スポーツ現場での予防
- WBGT(暑さ指数)を確認する:環境省の熱中症予防情報サイトで確認できます。31以上は原則運動中止が推奨されています
- こまめな休憩と給水:喉が渇く前に飲む。20〜30分ごとを目安に
- 暑熱順化:暑くなり始めの時期は、1〜2週間かけて徐々に運動強度を上げる
- 朝の体調チェック:睡眠不足・発熱・下痢・二日酔いの日は無理をしない
- 体重測定:運動前後で体重が2%以上減っていたら水分不足のサイン
- 通気性の良いウェア・帽子を使用する
- 気温だけでなく湿度にも注意する
整形外科的な注意点
脱水は筋肉のトラブルにつながります
脱水や電解質の乱れは、こむら返り(筋けいれん)だけでなく、肉離れなどの筋損傷のリスクを高めると考えられています。夏場は特に、こまめな水分・塩分補給とウォーミングアップが大切です。
繰り返すこむら返りは受診を
運動時のこむら返りが頻回な場合、脱水・電解質異常のほか、血流障害や神経の問題が隠れていることもあります。繰り返す場合は一度ご相談ください。
特に注意が必要な方
- 中学生・高校生の部活動(体温調節機能が発達途上)
- 高齢者(暑さやのどの渇きを感じにくい)
- 肥満傾向の方
- 持病があり内服中の方(利尿薬など)
- 久しぶりに運動を再開する方
当院での診療
豪徳寺整形外科クリニックでは、スポーツによるケガの診療を行っております。夏場の運動で生じた肉離れ・こむら返り・筋肉痛などについてもご相談いただけます。なお、意識障害を伴う重症の熱中症が疑われる場合は、当院ではなくただちに救急要請(119番)をお願いいたします。
📍世田谷区豪徳寺・小田急線豪徳寺駅徒歩5分
🏥 豪徳寺整形外科クリニック
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- 所在地:東京都世田谷区豪徳寺2-31-8
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