外反母趾は手術が必要?重症度別の適切な治療法を解説

世田谷区の豪徳寺整形外科クリニックでは、外反母趾に悩む患者様へ重症度に応じた適切な治療法をご提案しています。本記事では外反母趾の重症度(軽度・中等度・重度)の分類と、それぞれの症状に合った治療法をわかりやすくご紹介します。

外反母趾の重症度はどう決まる?

外反母趾の重症度は、親指が小指側に曲がる角度(外反母趾角)で決まり、次のように分類されます。

  • 軽度(20°~30°):靴を履いた時に痛みを感じる程度
  • 中等度(30~40°):靴を履かなくても痛みが出ることがあり、足裏にタコができることも
  • 重度(40°以上):歩行が困難になり、他の指まで変形が及ぶことも

軽度の外反母趾の治療(手術不要)

軽度の外反母趾の場合、手術は必要ありません。日常生活での改善と保存療法が中心になります。

  • 靴の改善:つま先にゆとりがあり、ヒールが低めの靴を履きましょう。
  • 装具療法:足指パッドやインソールを使い、痛みや圧迫を軽減します。
  • リハビリ(運動療法):足指を広げたり、筋肉を強化する運動で進行を防ぎます。

中等度の外反母趾の治療

中等度の場合は、軽度の治療法に加えて痛みを和らげる対策が必要です。

  • 薬物療法:消炎鎮痛剤の湿布や塗り薬を併用して痛みをコントロールします。
  • 理学療法:専門家による筋力トレーニングや関節の柔軟性を高めるリハビリが有効です。

保存療法でも痛みが取れず日常生活に支障がある場合は、手術を検討します。

重度の外反母趾では手術が選択肢に

重度の外反母趾では、痛みが強く歩行が困難になることも多いため、手術が有効です。

  • 骨切り術:ずれた骨を切り、正しい位置に戻して固定します。
  • 低侵襲手術(MIS):傷口が小さく患者様への負担が少ない手術法もあります。

術後は骨が癒合するまで6~8週間程度かかりますが、最近の低侵襲手術では入院期間が短く、早期に日常生活へ復帰できるようになっています。

手術を避ける最新の保存療法

近年、手術を避けて症状を管理する保存療法も進化しています。特にインソールを使った療法や、足趾の筋力トレーニングが注目されており、痛みの緩和や進行予防に効果的です。

豪徳寺整形外科クリニック(世田谷区)での外反母趾治療

当院では、患者さま一人ひとりの症状と生活スタイルを考慮し、最適な治療法をご提案いたします。軽度から重度まで、幅広い治療実績がありますので、足の痛みや変形でお悩みの方はお気軽にご相談ください。手術が必要な患者さまにはその症例の手術の上手な先生をご紹介させていただきます。

世田谷区で外反母趾にお悩みの方は、ぜひ豪徳寺整形外科クリニックまでお越しください。