大腿骨頸部・転子部骨折について|世田谷区の整形外科

大腿骨頸部・転子部骨折とは?
大腿骨頚部骨折
大腿骨の股関節部分での骨折で、股関節を包み込む膜(関節包)の内側で起こる骨折
大腿骨転子部骨折
大腿骨の股関節付近での骨折で股関節を包み込む膜の外側で起こる骨折

症状は?
骨折した側の股関節(脚の付け根)に痛みがあり、多くの場合は立つことや歩くことができなくなります。ただし、ずれの少ない骨折では歩ける場合もあり、レントゲンで分かりにくいこともあります。転倒後に股関節の痛みが続くときは、MRIなどで詳しく調べることがあります。
股関節を押すと痛がります。
痛い側の足を持ち上げたら激痛があります。
治療方は
手術
人工骨頭挿入術、骨接合術(ハンソンピン・ガンマネイル)
骨折した部位が関節包の内側(頸部骨折)か外側(転子部骨折)か、また折れ方(ずれの程度)によって手術方法が異なります。転子部骨折では骨接合術が、頸部骨折ではずれが少なければ骨接合術、ずれが大きい場合には人工骨頭挿入術などが選ばれることが多くなります。
これは関節の外側では血流が良いため骨がくっつきやすく、 内側では血流が乏しく骨がくっつきにくい為です。
折れ方が激しい(ずれが大きい)ほど血流が乏しくなり、骨がつきにくくなったり、大腿骨の骨頭が壊死してしまったりすることがあります。
保存療法(手術しない方法)
全身状態が非常に悪い場合には手術を行なわずに保存療法を行ないます。
車いすとベッドの間を移動できるようになることが治療の目標となることが多いです。


早期治療が大事
手術で骨折部が安定すれば、術後早期から体重をかける練習や歩行練習を始められることが多くなります
骨折により数日間寝ているだけでも、肺炎や膀胱炎、床ずれ(褥瘡)、認知症の進行などの合併症が起こることがあり、 体力の低下した高齢者では命に関わることもあります。
これらを防ぐためには、全身状態が許すかぎり早く手術を行い(可能であれば受傷・入院から48時間以内が目安とされています)、 早期のリハビリ、早期の離床を進めることがよいとされています。
▶ 大腿骨頸部・転子部骨折の要点を1ページで見る(原因・症状・治療をまとめた患者さん向けページです)
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