足底腱膜炎(かかとの痛み)の原因と治し方|整形外科医が解説|世田谷区の整形外科
朝起きて最初の一歩で、かかとがズキッと痛む——それは足底腱膜炎(足底筋膜炎)のサインかもしれません。世田谷区・豪徳寺駅徒歩5分の当院では、セルフチェックからストレッチ・インソール(足底板)・体外衝撃波(ESWT)まで整形外科専門医が対応します。足底腱膜炎の多くは手術をせずに改善しますが、放置すると数か月〜年単位で長引くこともあります。この記事では、原因・セルフチェック・検査・治療の進め方をわかりやすく解説します。
足底腱膜炎(足底筋膜炎)とは|世田谷区の整形外科が解説
足底腱膜炎は、足の裏(かかとから足指の付け根)に張る「足底腱膜」という丈夫な膜に、繰り返しの負担がかかって炎症や小さな傷みが生じる状態です。かかとの内側前方に痛みが出ることが多く、朝の第一歩や、座っていて立ち上がった直後の歩き始めに強く痛むのが特徴です。「足底筋膜炎」と呼ばれることもありますが、正式には足底腱膜炎です。ランナーや立ち仕事の方、中高年に多くみられ、世田谷区でもウォーキングやお仕事で歩く機会の多い方からのご相談が少なくありません。
足底腱膜炎が起こるしくみと原因
足底腱膜は、土踏まず(アーチ)を支え、歩くときのバネの役割を担っています。歩行やランニングのたびに引っぱられるため、負担が積み重なるとかかとの付着部を中心に微細な傷みと炎症が生じます。次のような要因が重なると発症しやすくなります。
- 長時間の立ち仕事・歩行、ランニングなどの使いすぎ
- 扁平足やハイアーチなど足の形の影響
- ふくらはぎ・アキレス腱のかたさ(足首が硬い)
- 体重増加、クッション性の乏しい靴
血流が乏しい部位のため治りにくく、痛みをかばう歩き方が別の不調を招くこともあります。
足底腱膜炎の経過(段階)
- 初期:朝の一歩目や歩き始めだけ痛み、動いていると和らぐ。
- 進行期:歩行中や立っている間も痛み、夕方になると悪化する。
- 慢性期:痛みが数か月以上続き、かかとの骨にとげ(踵骨棘)ができることもある。
初期のうちにケアを始めるほど回復が早い傾向があります。
足底腱膜炎のセルフチェック
- 朝起きて最初の一歩でかかとが痛む
- 長く座った後、立ち上がって歩き始めると痛む
- かかとの内側前方を押すと痛い
- 足の指を反らすと足裏が突っぱって痛む
- 長時間の立ち仕事や歩行のあとに痛みが強まる
複数当てはまる場合は、足底腱膜炎の可能性があります。無理をせず、一度ご相談ください。
当院の検査|世田谷区・豪徳寺駅の整形外科
- 問診・診察:痛む場所・タイミングを確認し、かかとの付着部の圧痛や足のアーチ、足首の硬さを評価します。
- エコー(超音波):足底腱膜の厚みや炎症をその場で確認できます。診断・経過観察に有用です。
- レントゲン:かかとの骨のとげ(踵骨棘)や、疲労骨折など他の原因がないかを確認します。
- MRI(連携医療機関):難治例や他疾患との鑑別が必要な場合に手配します。
足底腱膜炎の治療|世田谷区の整形外科の進め方
足底腱膜炎の治療は、負担を減らし腱膜の回復を促す保存療法が基本です。
- 1. ストレッチ・運動療法:足底腱膜とふくらはぎ・アキレス腱を伸ばすストレッチが治療の中心です。足首の柔軟性を高めると負担が減ります。
- 2. インソール(足底板)・靴の見直し:土踏まずを支えクッション性のあるインソールで、かかとへの衝撃を和らげます。靴選びの指導も行います。
- 3. 薬物療法:消炎鎮痛薬の内服・外用で痛みと炎症をやわらげます。
- 4. 体外衝撃波(ESWT)・注射:保存療法で改善しない慢性例には、腱膜の修復を促す体外衝撃波治療(ESWT)が選択肢です。状態に応じて注射を検討することもあります。
- 5. 手術との連携:長期間の保存療法でも改善しない難治例では、手術のため専門機関へご紹介します。
当院ではストレッチ指導・インソール・薬・ESWTを中心に、手術を避けたい方の保存療法をサポートします。
自宅でできるセルフケア・予防
- 足底腱膜のストレッチ:足の指を手で反らして足裏を伸ばす、タオルを足指でたぐり寄せる運動を行います。
- ふくらはぎのストレッチ:壁に手をつき、後ろ足のかかとを床につけてアキレス腱を伸ばします。
- 足裏のマッサージ:ゴルフボールなどを足裏で転がし、こわばりをほぐします(痛みのない範囲で)。
- 靴とインソール:かかとにクッションのある靴を選び、すり減った靴は見直します。裸足やサンダルでの長時間歩行は控えます。
- 体重管理・休息:使いすぎを避け、痛みが強い時期は歩く量を調整します。
受診の目安と注意したいサイン
- 2〜3週間セルフケアをしても朝の痛みが引かない
- 歩行や立ち仕事に支障が出ている
- 痛みが慢性化して数か月続いている
また、かかとやその周囲にしびれがある、安静にしても強く痛む、腫れや熱感・発赤がある、けがのあとに急に痛み出した場合は、神経の圧迫・疲労骨折・別の疾患の可能性があり、早めの受診をおすすめします。
よくある質問(足底腱膜炎)
足底腱膜炎(足底筋膜炎)は何科を受診すればいいですか?
足の骨・腱・関節を専門とする整形外科が適しています。エコーやレントゲンで原因を確かめ、ストレッチ指導・インソール・体外衝撃波まで一貫して対応できます。
足底腱膜炎は自然に治りますか?
負担を減らしストレッチを続ければ軽快することもありますが、使い続けると慢性化し長引きます。朝の痛みが続くうちに、早めにケアを始めることが大切です。
治るまでどのくらいかかりますか?
軽症なら数週間、慢性化すると数か月かかることもあります。ストレッチとインソール、負担の調整を根気よく続けることが回復への近道です。
やってはいけないことはありますか?
痛みを我慢して長時間歩く・走る、クッションのないサンダルや裸足で硬い床を歩くことは避けましょう。痛む中で足裏を強く押しすぎるのも逆効果になることがあります。
温める・冷やすどちらがいいですか?
運動後などで痛みや熱感が強いときは冷やし、慢性期は入浴などで温めて血流を促すと楽になりやすいです。状態に合わせて使い分けましょう。
アクセス|世田谷区・豪徳寺駅徒歩5分
豪徳寺整形外科クリニック(〒154-0021 東京都世田谷区豪徳寺)
小田急線「豪徳寺駅」・東急世田谷線「山下駅」から徒歩5分。経堂・梅ヶ丘方面からも通院いただけます。
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