豪徳寺整形外科クリニックでは、肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP)を取り扱っています。
肺炎球菌感染症や予防のためのワクチンについてご説明いたします。
※世田谷区では高齢者を対象に肺炎球菌定期予防接種の費用一部助成制度があります。
(https://www.city.setagaya.lg.jp/02015/15600.html)
- 肺炎球菌とは?
- 肺炎と風邪の違い
- 肺炎の予防法
- 肺炎球菌ワクチンの接種が特に奨められている方
- 肺炎球菌ワクチンの接種タイミング
- 費用と予約方法
- 接種を受けることができない方
- 肺炎球菌ワクチンの副反応
- よくある質問
肺炎球菌とは?
日本人の高齢者のうち約3~5%の人の鼻や喉の奥に常在し、何かのきっかけで肺炎など肺炎球菌感染症を起こす細菌です。日常でかかる肺炎で、一番多い原因菌は肺炎球菌といわれています。
肺炎と風邪の違い
肺炎は、日本人の主要な死因のひとつです。
肺炎と聞くと、「風邪をこじらせたらかかる」「冬に多い病気だろう」と思われている方が多いかもしれません。しかし、肺炎は細菌やウイルスなどが、からだに入り込んで起こる肺の炎症です。症状としては、発熱、咳や痰、息苦しさや胸の痛みなどがあげられます。
肺炎の原因となる細菌やウイルスは人のからだや日常生活の場に存在しています。からだの抵抗力(免疫力)が弱まったときなどに感染を起こしやすく、普段、元気に暮らしている方でも、持病の悪化や、体調不良などをきっかけに、感染する可能性のある病気です。
肺炎は、症状が重くなると、命に関わる危険性もあります。また、日常でかかる肺炎の原因菌で最も多いのが「肺炎球菌」です。
肺炎の予防法
1.毎日の感染予防
2.免疫力が落ちないようにする
肺炎球菌による感染症にかかりやすい方として、糖尿病、心疾患、呼吸器疾患などの慢性疾患を持つ方や、病気の治療中などで免疫抑制状態にあり免疫力が低下している方、脾臓を摘出されている方、たばこを吸っている方などが挙げられます。
3.肺炎球菌ワクチンの予防接種
肺炎予防のためにできることのひとつに予防接種があります。
肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぎます。
※ただし、すべての肺炎を防ぐものではありません。
肺炎球菌ワクチンの接種が特に奨められている方
- 65歳以上の方
- 呼吸器にCOPD(肺気腫・慢性閉塞性肺疾患)などの疾患をお持ちの方
- 糖尿病を治療中の方
- 慢性心不全の方
- 肝硬変など慢性肝疾患の方
- 免疫機能が低下している方
- 喫煙歴のある方
- 脾臓摘出などで脾機能不全のある方
- 養護老人ホームや長期療養施設などに居住されている方
※上記のような慢性疾患がある方は65歳未満でも接種が受けられます。
肺炎球菌ワクチンの接種タイミング
初めて接種する方
65歳以上の方や糖尿病、心疾患、呼吸器疾患などの慢性持病をお持ちの方などは、肺炎球菌ワクチンの接種が推奨されています。
接種は、1年を通していつでも可能です。
助成制度と費用
世田谷区・高齢者肺炎球菌予防接種の助成
予防接種法の改正に伴い、世田谷区の定期接種(助成対象)は以下の通り変わりました。
- 使用ワクチンの変更:従来の「ニューモバックス(23価)」から、より長期的な効果が期待できる「プレベナー20(沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン)」に統一されました。
- 自己負担額の変更:お手元の予診票が届いた時期によって、窓口での支払い額が異なります。
| 対象者の区分 | 自己負担額 |
| 令和7年度対象者(2026年3月までに予診票が届いた方) | 4,000円 |
| 令和8年度対象者(2026年4月以降に予診票が届いた方) | 5,500円 |
【注意】 令和7年度中に届いた予診票は、そのまま令和8年度も使用可能です(再発行不要)。
公費助成(定期接種)の対象となる方
過去に一度も肺炎球菌ワクチンを接種したことがない方で、以下のいずれかに該当する場合です。
- 65歳の方(65歳の誕生日前月から当月下旬に予診票が発送されます)
- 60歳〜64歳の方(心臓、腎臓、呼吸器、免疫機能に重い障害がある方/身体障害者手帳1級相当)※オンラインまたは郵送等での事前申し込みが必要です。
ワクチンの種類と比較
令和8年度から採用された「プレベナー20」は、従来のワクチンよりも高い予防効果と長期の免疫持続が期待されています。
| 項目 | プレベナー20(新) | ニューモバックス(旧) |
| 接種方法 | 筋肉内注射 | 皮下または筋肉内注射 |
| 免疫の持続 | 長期的な免疫持続が期待できる | 数年(5年程度) |
| 特徴 | 強い免疫反応を引き出す仕組み | 多くの型をカバーするが持続が短い |
自費での接種(任意接種)
公費助成の対象外の方(すでに一度接種したことがある方、または年齢対象外の方)も、自費で接種を受けることが可能です。
- 費用:9,000円(税込)
ご予約方法
- 当クリニックへのお電話(03-5451-7878)あるいは受付でのご予約をお願いいたします。
- 当日のご連絡でも在庫があれば接種可能ですが、ワクチンの取り寄せに1週間程度かかる場合がありますのでご了承ください。
- 持ち物: 世田谷区から届いた予診票、本人確認書類(健康保険証など)
- 接種時に医師の診察が必要です。
- 医師の診察によって、当日予防接種が受けられない場合がございます。
接種を受けられない方
- 接種当日、明らかな発熱や体調が悪く医師が接種不可能と診断した場合
- 重い急性期の疾患がある方
- 強いアレルギー体質の方(ワクチンの成分に対しアナフィラキシーなどの強いアレルギー体質の方など)
肺炎球菌ワクチンの副反応
接種後に注射部位の腫れ、発赤、痛み、発熱などがみられることがありますが、通常約5日で治まります。
効果の持続や追加接種の要否は、ワクチンの種類や接種歴によって異なります。接種前に最新の案内をご確認ください。
豪徳寺整形外科クリニックの受診をご希望の方へ
- 所在地:東京都世田谷区豪徳寺2-31-8
- アクセス:小田急線「豪徳寺駅」徒歩5分/東急世田谷線「山下駅」徒歩5分
- 診療時間:平日 9:00-12:00 / 14:30-18:00、土曜 午前のみ
- 電話:03-5451-7878
※当院の予約は時間帯予約制(30分幅)です。予約なしでも受診可能ですが、混雑状況によりお待ちいただく場合があります。
