ロキソニン(ロキソプロフェン)の正しい飲み方と間隔|豪徳寺整形外科クリニック(世田谷区)

🔹 ロキソニンとは?  

ロキソニン(一般名:ロキソプロフェンナトリウム)は、**痛みや炎症を抑える薬(NSAIDs)**のひとつです。
整形外科では、腰痛・関節痛・筋肉痛・頭痛などに幅広く使われています。

痛みの原因そのものを治す薬ではありませんが、炎症や腫れによる痛みを一時的にやわらげる効果があります。


🔹 効果が出るまでの時間と持続時間

  • 服用後 30〜60分で効果が出始め
  • 約4〜6時間 効果が持続します。

痛みが強い時期には、仕事や日常生活を支えるうえで非常に有効です。


🔹 正しい飲み方と服用間隔

ロキソニンは、1回60mgを1日2〜3回、食後に服用するのが基本です。

服用パターン間隔用途例
朝・昼・夜(食後)約6〜8時間おき定期的に痛みを抑えたい場合
朝・寝る前約12時間おき朝晩に痛みが強いタイプ
痛い時だけ頓服4時間以上あけて必要時のみ使用したい場合

次の服用までは最低4時間以上あけてください。
1日の上限は180mg(3錠)までです。


🔹 胃への負担と注意点

  • 必ず食後または食直後に服用しましょう。
  • 空腹時に飲むと胃痛・胃もたれの原因になります。
  • 長期連用は腎臓への負担も出やすくなるため、必要なときだけ使用するのが理想です。
  • 胃薬(レバミピドやPPI)を併用すると副作用を抑えられます。

🔹 喘息のある方へ

ロキソニンなどのNSAIDsは、まれに喘息発作を誘発することがあります。
当院では、喘息の既往がある方には慎重に使用可否を判断し、**安全に使える鎮痛薬(例:カロナール)**を併用・代替として提案しています。


🔹 ロキソニンとカロナールの違い

薬剤名主な作用効果発現胃への負担特徴
ロキソニン炎症を抑える・痛みを取る30〜60分ややあり強い痛みに有効
カロナール(アセトアミノフェン)痛みと発熱を和らげる30〜60分少ない安全性が高く、長期使用も可

痛みのタイプや体質に合わせて、両者をうまく使い分けることが大切です。


🔹 まとめ

  • ロキソニンは服用後30〜60分で効き、4〜6時間持続
  • 最低4時間以上あけて次を服用
  • 1日3回(最大180mg)までが目安
  • 食後に服用し、胃への負担に注意
  • 喘息の方や長期使用が必要な方は必ず医師に相談を

💬 院長コメント

痛み止めは「痛みをごまかす薬」ではなく、痛みの悪循環を断つサポート薬です。
痛みをコントロールしながら、ストレッチやリハビリ、体幹筋強化を行うことが根本的な改善につながります。
ご不安があれば、豪徳寺整形外科クリニックまでお気軽にご相談ください。


📍 豪徳寺整形外科クリニック

所在地:東京都世田谷区豪徳寺3-1-52
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