世田谷区・豪徳寺整形外科クリニック|変形性膝関節症の痛みを和らげるヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射で「膝の潤滑油」を補う
膝の軟骨がすり減ってくると、歩く・階段を下りるだけでズキッと痛む――これが**変形性膝関節症(膝OA)**です。ヒアルロン酸(HA)注射は、関節内に“潤滑油+クッション”となる成分を直接補い、痛みをやわらげる保存的治療の一つ。日本整形外科学会ガイドラインでも推奨されています。
こんな方におすすめ
- KLグレードⅠ〜Ⅲ程度で、まだ骨同士が直接ぶつかっていない方
- 歩行や階段での痛みが長引き、運動療法が続けにくい
- 胃や腎臓などの持病でNSAIDs(痛み止め)を飲みにくい
- 「手術はまだ早い」「薬はなるべく減らしたい」と考えている
KL分類(変形性膝関節症の重症度スコア)
変形性膝関節症の進行度はKellgren–Lawrence(KL)分類という5段階スコアで評価します。当院ではレントゲンを用いて客観的に確認し、治療方針を決定します。
KLグレード | レントゲン所見 | 症状の目安 |
---|---|---|
0 | 異常所見なし | 痛み・違和感なし |
1 | 骨棘(こつきょく)か疑わしい | 違和感程度 |
2 | 明確な骨棘形成+関節裂隙わずかに狭小 | 階段で痛むことがある |
3 | 関節裂隙が中〜高度に狭小,骨硬化・骨棘増大 | 歩行で持続痛・こわばり |
4 | 関節裂隙消失:骨同士が接触(いわゆる“骨on骨”) | 安静時痛・日常生活に大きな支障 |
ヒアルロン酸注射は KL Ⅰ〜Ⅲ に最も効果的。KL Ⅳでは注射を続けても効果が限定的なため、骨切り術や人工膝関節置換術など手術療法をご提案する場合があります。
当院でのヒアルロン酸注射の流れ
- 診察・評価 ─ レントゲンやエコーで膝の状態を確認。
- 関節液が多い場合は先に抜き取る ─ 圧を下げ、炎症を軽減します。
- ヒアルロン酸を注入 ─ 超音波ガイドで正確に、痛みを最小限に。
- 週1回×5回が1クール ─ 効果に合わせて2〜4週おきに継続も可能。
- リハビリ・生活指導 ─ 注射だけでなく、筋力トレーニングや体重管理も並行。
よくある質問(FAQ)
Q. すぐに痛みはなくなりますか?
A. 個人差がありますが、1〜3回目で「歩くのがラク」と感じる方が多いです。効果は平均3〜6か月続きます。
Q. 副作用は?
A. 注射部位の一時的な腫れ・熱感が数%程度。重い副作用は非常にまれです。
Q. KLグレードⅣでも試せますか?
A. 骨同士が完全に接触している重度変形では効果が限定的です。高位脛骨骨切り術や人工膝関節置換術など、手術も含めて相談しましょう。
料金と保険適用
- 関節穿刺・ヒアルロン酸注射は健康保険適用です。
- 3割負担の方で1回あたりおよそ 1,500〜2,000円前後(処置料+薬剤料)。
- 高分子・架橋タイプを使用しても追加費用はありません。
ご予約・お問い合わせ
- TEL:03-5451-7878(受付時間 9:00〜18:00)
- オンライン予約:当院ホームページの予約ボタンから24時間受付
- 住所:東京都世田谷区豪徳寺3-1-52
世田谷区で膝の痛み治療をお探しなら、豪徳寺整形外科クリニックへ。 膝のお悩みは早めのケアが肝心。お気軽にご相談ください!