骨折で労災休業中の方へ!職場復帰の目安を解説

骨折からの職場復帰、どのくらいかかる?

骨折による労災休業をしていると、「いつ仕事に復帰できるのか?」と不安に感じる方も多いでしょう。復帰のタイミングは、骨折の部位・治療方法・仕事の種類によって異なります。この記事では、世田谷区・豪徳寺・経堂・梅ヶ丘・宮の坂・山下エリアで整形外科・リハビリをお探しの方に向けて、骨折の回復期間や職場復帰の目安について解説します。


骨折部位別の治癒期間と復帰の目安

1. 手首の骨折(橈骨遠位端骨折など)

治癒期間: 約 2~3か月リハビリ開始: 受傷後すぐ(指・肘の可動域訓練)

仕事内容別の復帰目安:

  • デスクワーク(座り仕事): 受傷後1週間以内でも復帰可能(痛みの程度による)
  • 立ち仕事・軽作業: 受傷後4~6週間(ギプス除去後)
  • 重労働(力仕事): 受傷後2.5~3.5か月(骨癒合完了後)

2. 足首の骨折(足関節骨折)

治癒期間: 約2~3か月 リハビリ開始: 受傷後6週間前後で部分荷重を開始

仕事内容別の復帰目安:

  • デスクワーク: 受傷後2~4週間(松葉杖移動可能なら早期復帰可)
  • 立ち仕事・軽作業: 受傷後6~8週間(歩行訓練開始後)
  • 重労働: 受傷後3~6か月(完全荷重可能後)

3. 大腿骨の骨折(大腿骨近位部・骨幹部骨折)

治癒期間: 約2~3か月(高齢者の股関節部は3か月以上) リハビリ開始: 手術後すぐ(早期リハビリ推奨)

仕事内容別の復帰目安:

  • デスクワーク: 受傷後1~2か月(痛みが軽減すれば在宅勤務可)
  • 立ち仕事・軽作業: 受傷後1~2か月(歩行補助具なしで歩ける頃)
  • 重労働: 受傷後3~6か月(筋力回復後)

職場復帰前に確認すべきポイント

  1. 主治医の許可を得る
    • X線検査で骨癒合を確認
    • 痛みや可動域の評価
    • 力仕事なら「耐荷重テスト」で負荷に耐えられるか確認
  2. 職場のサポート体制を整える
    • 短時間勤務やリモートワークの活用
    • 重い荷物を持たない業務調整
    • 立ち仕事なら休憩を増やす
  3. リハビリを継続する
    • 可動域・筋力回復を目的にリハビリを継続
    • 仕事復帰後も運動療法を取り入れ、再発防止

早期復帰は可能?リスクと対策

最近のリハビリテーションでは、「できるだけ早く社会復帰する」方針が推奨されています。しかし、無理な早期復帰にはリスクもあります。

早期復帰が可能なケース

  • デスクワーク → 手術後の経過が良好なら 受傷後数日~1週間で復帰可
  • 足の骨折(手術済み)松葉杖で移動できれば2~4週間で復帰

早期復帰のリスク

  • 骨癒合不全(骨が十分にくっつかず治癒が遅れる)
  • 固定金具のずれ(手術した場合、無理に負荷をかけるとズレる)
  • 関節拘縮・筋力低下(適切なリハビリが不足すると可動域が制限される)

復帰前に医師と相談し、リスクを回避しながら職場復帰を進めることが大切です。


【まとめ】骨折後の復帰は段階的に!

骨折後の職場復帰は、仕事の種類や回復の進み具合によって大きく異なります。デスクワークなら早期復帰も可能ですが、立ち仕事や力仕事は医師の指導のもと段階的に復帰することが重要です。

世田谷区・豪徳寺・経堂・梅ヶ丘・宮の坂・山下エリアで、スポーツ外傷やリハビリに強い整形外科をお探しの方は、ぜひ当院へご相談ください!

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豪徳寺整形外科クリニック(世田谷区)では、骨折の診療から治療、リハビリまで全てを行っています。労災診療や復職支援のご相談も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。