世田谷区豪徳寺整形外科クリニックで受けられる超音波骨折治療 – オステオトロンVとは?

オステオトロンVとは?

オステオトロンVは、低出力パルス超音波(LIPUS)を利用したコンパクトな超音波骨折治療器です。骨折部位に対して微弱な超音波振動(音圧刺激)を断続的に与えることで骨の癒合を促進し、骨の自然治癒力を高めます 。従来は骨折するとギプスなどで固定し自然に骨がつくのを待つしかありませんでしたが、オステオトロンVの登場により超音波を当てて骨癒合を積極的に促すことが可能になりました 。この治療法はサッカーのデビッド・ベッカム選手や元プロ野球選手の松井秀喜さんが骨折治療に使用したことでも注目され、2006年11月には日本でも「先進医療」として承認され現在は健康保険適用で受けられる治療法です。非侵襲(手術不要)で痛みもない安全な骨折治療として、当院で導入されています。

具体的な治療効果

オステオトロンVを用いた超音波骨折治療には、次のような効果が期待できます。

  • 骨折治癒期間の短縮: 骨がくっつくまでの期間を大幅に短縮できます。例えば通常は骨癒合に50日程度かかる骨折でも、オステオトロンVを使用することで約30日ほどで治癒が期待できます 。臨床データ上、治癒期間が約40%短縮されるとの報告があり 、従来より早い社会復帰・競技復帰が可能になります。
  • 痛みの軽減: 超音波による刺激には鎮痛作用もあり、骨折部の痛みを和らげます。治療を継続することで骨折部分の痛みが次第に軽減し、完全になくなる方も珍しくありません 。痛みが少ないと患部を適度に動かしやすくなるため、固定による筋肉の萎縮や関節の拘縮予防にもつながります。
  • 再骨折・癒合不全リスクの低減: 骨癒合が確実かつ早期に進むことで、骨折部がうまくつかない「偽関節(癒合不全)」になるリスクを下げ、十分に骨が癒合しないまま日常復帰して再度骨折してしまうリスクも低減します。実際、オステオトロンVを用いた超音波治療は難治性骨折(偽関節)の治療にも応用されており、従来なかなか治らなかった骨折の約85%以上が癒合に至ったとの報告もあります。このように合併症を防ぎつつ骨折を治すことで、より安全に確実な回復を目指せます。
  • 従来治療との比較: ギプス固定後に自然経過で骨がつくのをただ待つ従来の方法と異なり、超音波骨折治療は固定後でも積極的に骨の癒合を促進できる点が大きな違いです 。手術でボルトやプレートで固定した骨折に対しても、本治療を併用することで骨の回復をさらに早めることが可能です。身体への負担が少なく安全に行えるため、骨折治療の補助療法として非常に有用であり、欧米を中心に多くの医療機関で導入されています。

使用方法(患者向け)

ここでは、オステオトロンVによる超音波骨折治療の流れと、患者様向けの使用方法について説明します。

  1. 診察と治療計画: まず医師が診察を行い、レントゲンなどで骨折の状態を確認します。骨折の部位・程度を評価した上で、超音波骨折治療(LIPUS)の適応かどうかを判断し、治療方針を決定します。適応となればオステオトロンVを用いた治療を開始する旨を患者様にご提案します。
  2. 機器の準備・装着: 超音波骨折治療を行うことになったら、医師やスタッフからオステオトロンVの使い方について説明を受けます。治療する患部の皮膚に超音波用のジェルを塗布し、小型の超音波プローブ(発振器)を骨折部位に当てて専用バンドで固定します。骨折箇所によっては、骨折部を挟むようにプローブを2箇所装着する場合もあります。準備が整ったら機器本体のタッチパネルで治療設定を行い、超音波照射を開始します。
  3. 治療の実施: 超音波骨折治療は1日1回、約15分間プローブを患部に当てるだけです。基本的には毎日1回のペースで照射を続けていただきます。照射中は超音波が1秒間に1000回という高速パルスで断続的に出力されますが、エネルギーはごく弱いため治療中に痛みや刺激を感じることはほとんどありません 。電気治療のようなピリピリ感もなく、ベッドや椅子で安静にしているうちに15分が経過し治療が終了します。超音波自体は聞こえませんし、体に害もありませんのでリラックスして受けていただけます。
  4. 通院と経過観察: 治療開始後も定期的に通院していただき、骨の癒合具合をチェックします。通常は数週間おきにレントゲン検査を行い、骨がどの程度くっついてきているかを確認します。その経過に応じて超音波治療を継続する期間を決め、十分に骨癒合が得られた時点で治療終了となります。骨折の種類にもよりますが、だいたい数週間から数ヶ月の照射でしっかりと骨がつながります。治癒が確認できれば超音波治療は終了となり、その後は必要に応じてリハビリテーションを行って固くなった関節や筋力低下の改善を図ります。

痛みや副作用はある? – 超音波骨折治療は体への負担や副作用がほとんどない安全な治療法です。照射中も痛みを感じることなく、治療後に患部が腫れたり副作用が出たりといった心配もありません。なお心臓にペースメーカーを装着している方や、骨折部位に悪性腫瘍がある方はこの治療を受けることができません (超音波が機器や疾患に影響を与える可能性があるため)。それ以外の方であれば年齢を問わず安心して受けていただけます。妊娠中の場合も基本的に問題ありませんが、念のため主治医にご相談ください。

世田谷区豪徳寺整形外科クリニックの患者様向け情報

当院豪徳寺整形外科クリニックは、世田谷区豪徳寺2丁目に位置し、小田急線「豪徳寺駅」(または東急世田谷線「山下駅」)から徒歩6分、東急世田谷線「宮の坂駅」から徒歩5分とアクセスの良い場所にあります。豪徳寺・山下エリアの方はもちろん、経堂や梅ヶ丘など小田急線沿線の周辺地域にお住まいの方にもご利用いただきやすい環境です。骨折治療では継続した通院が必要になる場合もありますが、地元密着のクリニックとして通院の負担を軽減できる立地となっています。

豪徳寺整形外科クリニックで治療を受けるメリット: 当院には複数(3名)の整形外科専門医が在籍しており、骨折などの外傷やスポーツ障害の治療経験が豊富です。最新の超音波骨折治療器オステオトロンVを導入し、世田谷区豪徳寺エリアの患者様に最先端の骨折治療を提供しています。またリハビリテーション設備・スタッフも充実しているため、骨折の治療開始から社会復帰に至るまで一貫したサポートが可能です。早期回復をご希望の患者様にとって、通院のしやすさと高度な治療技術を兼ね備えた当院での超音波骨折治療は大きなメリットとなるでしょう。骨折の治療でお困りの際は、ぜひ豪徳寺整形外科クリニックにご相談ください。超音波による骨折治療で、一日も早い回復を私たちがお手伝いいたします。