カロナール500の効果・副作用・飲み方
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📌 結論(先に答え)
「胃にやさしく、発熱や痛みを“穏やかに下げる”定番の解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン)」
ロキソニンなどのNSAIDsが炎症を強く叩くのに対し、カロナールは安全域を意識してコツコツ効かせるタイプの薬と言えます。
この記事でわかること
- ロキソニンとの決定的な違い
- 1回2錠(1000mg)飲んでも大丈夫か?
- 飲みすぎた時の危険な副作用(肝機能障害)
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カロナール(アセトアミノフェン)とロキソニンの違い
患者さんから最も多く聞かれる質問です。それぞれの得意・不得意を理解して使い分けることが大切です。
カロナール(成分:アセトアミノフェン)
- 得意なこと: 発熱、頭痛、のどの痛み、筋肉痛、風邪の熱
- 特徴: 胃への負担が少ない、腎臓への影響も比較的少ない。「熱・軽めの痛み」「胃が弱い」「妊娠中や持病でNSAIDsを避けたい」という方に向いています。
- 弱点: 炎症(激しい腫れ・関節炎の痛みなど)には効きが弱いことがある。
ロキソニン(成分:ロキソプロフェン=NSAIDs)
- 得意なこと: 炎症の痛み(腫れ、関節痛、捻挫、歯痛など)
- 特徴: 炎症を抑える力が強い。
- 注意点: 胃荒れ、腎機能悪化、むくみ、血圧上昇などのリスクが出やすいため、胃薬との併用が必要になることが多いです。
結論:
「腫れている・炎症が主役の痛み」ならロキソニン、「胃への優しさ優先・穏やかな効き目で良い」ならカロナール、という使い分けが基本です。
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正しい飲み方と量(1回2錠飲んでもいい?)
結論から言うと、大人なら、症状が強いときに1回2錠(1000mg)を使うことは“あり得る” です。
実際、医療現場では痛みが強い時に1回1000mg処方することもあります。
大事なのは「1回の量」よりも 「1日の総量」 です。
一般的な目安(成人の場合)
- 1回量: 500〜1000mg
- 間隔: 4〜6時間以上あける
- 1日上限: 3000〜4000mgまで
* ※体格・肝機能・飲酒状況で安全域が変わります。自己判断で市販薬を使う場合は 「1日3g(3000mg)まで」 を安全側の目安にすると事故が減ります。
#### 飲み方の例(安全寄り)
- 500mg × 1錠 を1日3回 = 1500mg/日
- 500mg × 2錠 を1日3回 = 3000mg/日(痛みがきつい時の上限寄り)
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注意点:飲み過ぎるとどうなる?(副作用)
「カロナールは安全」と言われますが、飲みすぎると危険です。
一番怖いのは 肝機能障害(重いと急性肝不全)です。アセトアミノフェンは「過量摂取+条件が悪い」と肝臓に直接毒性が出ます。
過量摂取で起こりうること
最初は「吐き気、嘔吐、食欲不振、だるさ、腹痛(みぞおち〜右上腹部)」が出現し、数日たってから「黄疸(皮膚や白目が黄色い)、意識障害」などが現れることがあります。
リスクが上がる条件(要注意)
以下に当てはまる方は、通常量でも注意が必要です。
- お酒をよく飲む人、飲酒直後の服用
- 絶食・栄養不足(食事がとれていない時)
- 肝臓が弱い(肝炎、脂肪肝など)
- 他の「アセトアミノフェン入り」製品との併用
* 総合感冒薬(風邪薬)、市販の頭痛薬などにもアセトアミノフェンが含まれていることが多く、知らず知らずのうちに総量が上限を超えてしまう事故が多いです。
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受診の目安(危険サイン)
もし以下のような状況があれば、我慢せずに早めに医療機関へ相談してください。中毒治療は時間との勝負になることがあります。
- 明らかに上限(1日4000mg)を超えて飲んだ
- 短時間に大量に飲んだ(一度に数gなど)
- 薬を飲んでから、強い吐き気やだるさが出た
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❓ よくある質問(FAQ)
Q. カロナールはロキソニンと一緒に飲んでもいいですか?
A. 作用の仕組みが違うため、医師の指示があれば併用可能です。ただし自己判断での長期連用は避けましょう。
Q. 空腹時に飲んでも大丈夫?
A. 胃への負担が比較的少ないため、空腹時でも服用可能です。ただし、多めの水で飲むことをおすすめします。
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FAQ schema(JSON-LD)
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