整形外科と接骨院の連携で患者さんを支える。当院が大切にしている連携のカタチ

こんにちは、豪徳寺整形外科クリニック 理事長の大野孝義です。

今日は、患者さんからよく質問される「整形外科と接骨院(整骨院)って、どう使い分ければいいの?」「両方に通っても大丈夫なの?」という疑問にお答えしつつ、当院が実践している「接骨院との連携スタイル」についてお話ししたいと思います。

1. それぞれの強みを活かす

整形外科と接骨院は、対立するものではなく、本来は「患者さんを治す」という共通のゴールを目指すパートナーです。

  • クリニック(整形外科): レントゲンやエコー、血液検査などで「診断」を行い、薬や注射、手術が必要かを見極める医学的アプローチが強みです。
  • 接骨院: 柔道整復師の先生方が、丁寧な手技や物理療法を行い、日常生活に寄り添った頻度の高いケアを行うことが強みです。

当院では、この「診断」と「手厚いケア」を組み合わせることが、回復への一番の近道だと考えています。

2. 「紹介されたら、必ずお返しする」という信頼関係

当院には、近隣の接骨院からたくさんの患者さんをご紹介いただきます。その際、私が最も大切にしているのは、「診断を終えたら、紹介元の接骨院へしっかりとお返しする」ということです。

「せっかく紹介したのに、クリニックに患者さんを取られてしまった」ということがあっては、地域の連携は成り立ちません。 当院で必要な検査や診断、法に基づいた「同意」を行った後は、基本的には元の接骨院で継続して施術を受けていただく。そして、月1回などの定期的なタイミングで、当院で経過を確認する。このサイクルが、患者さんにとって最もメリットが大きいと考えています。

3. 治療に難渋するときこそ、密な相談を

治療に難渋する難しい症例もあります。そうしたケースでは、紹介元の接骨院の先生と相談することもあります。

「今の段階では、この角度までの可動域訓練を重点的にお願いします」「この痛みが出たら、一度こちらで再検査しますね」といった具合です。 医師と柔道整復師がそれぞれの専門性を尊重し、相談し合える関係があるからこそ、より質の高い治療が提供できると自負しています。

4. 正しく、クリーンな連携を

もちろん、こうした連携はすべて「法令の遵守(コンプライアンス)」が前提です。 診断や投薬、レントゲンといった「医療行為」は医師が行い、接骨院での「施術」は柔道整復師が適切に行う。この境界線を曖昧にせず、お互いにプロとしての領分を守ることで、健全で安心な地域医療を守っています。

地域全体でみていく

豪徳寺整形外科クリニックは、単体の施設として完結するのではなく、地域の接骨院の先生方とつながることで、よりよい医療、施術をしていきたいと考えております。

「接骨院に通っているけれど、一度しっかり検査しておきたい」 「先生に相談して、いつもの接骨院でリハビリを続けたい」

そんなご要望があれば、いつでもお気軽にご相談ください。 私たちは、地域の先生方と手を取り合って、あなたの健康を全力でサポートします。