世田谷区で小児整形外科をお探しの方へ

肘内障・股関節の痛み・成長期のケガについてわかりやすく解説

世田谷区でお子さまの痛みや歩き方の異常にお悩みの保護者さまへ。
当院では、地域に根ざした小児整形外科の診療を行っています。ここでは、子どもによく見られる代表的な疾患について、わかりやすくご説明いたします。


肘内障(ちゅうないしょう)|2~6歳に多い腕のトラブル

小さなお子さまが突然腕を動かさなくなった場合、「肘内障(ちゅうないしょう)」かもしれません。特に2~6歳の幼児に多く見られるもので、大人が子どもの手を引っ張ったときなどに、肘の関節がずれてしまうことが原因です。

子どもは腕をだらんと下げ、痛くて動かせなくなりますが、整形外科で簡単な整復を受ければすぐに治ります。放っておくと痛みが長引くため、早めの受診をおすすめします。


単純性股関節炎|風邪のあとに起きやすい股関節の痛み

3~10歳のお子さまが急に足を引きずったり、股関節や膝の痛みを訴える場合、「単純性股関節炎」の可能性があります。風邪などのウイルス感染のあとに一時的に股関節に炎症が起きることがあり、数日から1週間の安静で自然に良くなるケースが多いです。

当院では、必要に応じてレントゲンや超音波検査で他の疾患と区別し、慎重に診断します。


ペルテス病|成長期の股関節に起こる血流障害

**4~10歳の男の子に多い「ペルテス病」**は、大腿骨頭に血液が通わなくなって骨が弱くなる病気です。初期には足の引きずりや軽い膝の痛みから始まり、進行すると股関節が変形するおそれがあります。

長期的な治療やリハビリが必要になる場合もあるため、「なんとなく足を引きずる」「股関節が固い」と感じたら、受診をおすすめします。


大腿骨頭すべり症|思春期の子どもの股関節痛に注意

10歳以上のお子さまで、膝や股関節の痛み、歩きにくさが続く場合、「大腿骨頭すべり症(SCFE)」かもしれません。太ももの骨の先端がずれてしまう病気で、放置すると股関節の変形や手術が必要になることがあります。

当院では、レントゲンやMRIで早期に診断し、必要に応じて手術やリハビリによる治療を行います。成長期にしか起こらない疾患なので、見逃さず早めの受診が大切です。


骨端症(こったんしょう)|膝やかかとの痛み、運動後のケアが重要

スポーツをしている小学生~中学生で、膝の下(オスグッド病)やかかと(シーバー病)を痛がる場合は、「骨端症」の可能性があります。成長期の骨の成長線(骨端線)に炎症が起きて痛みが出る疾患で、運動のしすぎや体の硬さ、姿勢のくせなどが原因です。

当院では、適切な安静指導、ストレッチ指導、必要に応じたリハビリで改善を目指します。


世田谷区の小児整形なら、当院にご相談ください

当院では、小児整形の経験豊富な医師が、お子さま一人ひとりに合わせた診察・検査・治療を行っています。
「これって成長痛?」「ちょっと歩き方が気になる」「どこに相談したらいいか分からない」——そんな時はお気軽にご相談ください。