🏥 豪徳寺整形外科クリニック / 患者さん向け資料

シンスプリント

Shin Splints
ランニングやジャンプで起こる「すねの内側の痛み」

脛骨内側ストレス症候群(MTSS)とも呼ばれ、従来は「脛骨過労性骨膜炎」と呼ばれてきました。
すね(脛骨)の中央から下1/3の内側に、繰り返しの負荷によって縦長に広い範囲の痛みが起こるスポーツ障害です。近年は骨膜だけの炎症ではなく、骨そのものに負担が蓄積した状態(そのまま続けると疲労骨折につながりうる、連続した病態の早い段階)と考えられています。
ランニングやジャンプ動作が多い陸上・バスケ・サッカーなどの競技で多く見られます。

1
繰り返しの衝撃がすねにかかる

ランニングやジャンプで着地のたびにすねの骨にストレスが蓄積

2
筋力不足やフォーム不良で負担増

過回内(足首が内側に倒れる)や硬い路面、シューズの劣化が悪化要因

3
骨に負担が蓄積して痛みが出る

すねの内側に沿って縦長に広い範囲の痛みが出てきます

🏃 長距離走 🏀 バスケ 👟 シューズ劣化 🛣️ 硬い路面 🦵 筋力不足
😣
運動時にすねの内側がズキズキ痛む
👆
すねの内側を押すと広い範囲で痛い(1か所に限局した強い痛みは疲労骨折を疑います)
🌅
朝の歩き始めや階段の下りで痛い
⚠️
進行すると安静時にも痛みが出る
🧊
保護とアイシング
痛みの強い時期は冷却などで痛みを和らげます。過度の安静は避け、痛みのない範囲で動かします
📋
運動量コントロール
練習量を調整し、段階的に負荷を戻します
👟
インソール・テーピング
足部アライメントを補正して負担を軽減
🧘
ストレッチ
ふくらはぎのストレッチで柔軟性を改善
物理療法
超音波や低周波治療で疼痛を軽減
🏋️
筋力トレーニング
ヒップ・体幹を強化して走行フォームを安定化
🌿

早めの対処と正しいフォームづくりで改善が期待できます

適切な治療とフォーム改善で多くの場合改善が期待できますが、経過には個人差があり再発することもあります。疲労骨折との鑑別が重要なため、痛みが続く場合や1か所に限局した強い痛みがある場合はMRIなどの精密検査をお勧めします。

💡 すねの痛みを予防する習慣

  • クッション性の高いシューズを使い、劣化したら交換を
  • 週の走行距離は10%ずつのみ増やしましょう
  • ウォームアップ・クールダウンを各5分以上実施
  • お風呂上がりにストレッチ、ランニング後にアイシングを習慣に