💊
🏥 豪徳寺整形外科クリニック / 患者さん向け資料

痛み止め 全体マップ

Pain Medication Overview
整形外科でよく出る8つの薬を、痛みのタイプで整理

痛みには炎症性・神経性・慢性などタイプがあり、薬はそれぞれ得意分野が違います。
「効かないからもう一錠」ではなく、痛みの種類に合った薬を選ぶのが基本です。
当院では腎機能・胃・肝臓の状態と既往歴を確認しながら、副作用の少ない組み合わせを選ぶようにしています。

1
急性の炎症性疼痛

関節・筋肉の炎症が中心 → ロキソニンなどNSAIDsが第一選択

2
胃や腎臓が弱い場合

セレコックス(胃への負担が比較的少ない)またはカロナール(腎・胃への負担が比較的少ない)を選ぶ

3
ビリビリ・チクチクする神経痛

NSAIDsは効きにくい → リリカ・タリージェなど神経障害性疼痛に使う薬

4
難治性の慢性疼痛

トラマール・トラムセットなどオピオイド系で症状コントロール

🫘 腎機能低下 🤢 胃潰瘍歴 🍷 肝機能低下 👴 高齢者 🤰 妊娠・授乳中
🔥
膝・肩・腰の炎症性の痛み → NSAIDs
坐骨神経痛・しびれ → 神経痛薬
🌙
慢性の鈍い痛み → トラマール系
🏥
手術後の急性痛 → カロナール+NSAIDs
👶
子ども・腎機能の弱い高齢者・胃が弱い人 → カロナールが基本
🅱️
ロキソニン
最もよく使う消炎鎮痛薬。急性の炎症性疼痛に
🛡
セレコックス
胃への負担が比較的少ないNSAIDs。ただし添付文書の「警告」に心筋梗塞・脳卒中などの心血管系のリスクが使用期間とともに増大しうると記載されています。漫然と長く続けず必要な期間に限って使います
🔥
ボルタレン
効果は強いが副作用も強め。短期に限定
🍼
カロナール
小児・高齢者にも使いやすく、胃と腎臓への負担が比較的少ない。妊娠中は医師の指示のもとで
リリカ/タリージェ
神経障害性疼痛に。ビリビリ・チクチクした痛みに。めまい・傾眠・意識消失があらわれることがあるため、服用中は自動車の運転など危険をともなう機械の操作は控えてください。自己判断で量や飲む時間を変えたり急に中止したりしないでください
🌙
トラマール
中等度〜強い慢性痛に。便秘・吐き気対策が必須。めまい・眠気があらわれることがあるため、服用中は自動車の運転など危険をともなう機械の操作は控えてください。自己判断で増減したり急に中止したりしないでください
🤝
トラムセット
トラマール+カロナール合剤。難治性慢性痛に
💉
神経ブロック
薬で抑えきれない痛みに。原因部位に直接作用
🌱

「弱い薬から段階的に」が基本です

多くは弱い薬から開始し、効果と副作用を見ながら強さや種類を調整します。神経痛は最初から専用薬が必要なことも。1〜2週間ごとに評価し、合わない場合は無理に続けずに切り替えます。「効かない」と感じたら、自己増量せず必ず相談してください。

⚠️

薬を始める前に伝えてほしいこと。
① 腎臓・肝臓の病気の有無/② 胃潰瘍・血液をサラサラにする薬の使用/③ 高齢者は転倒リスクのある眠気の出る薬を控える/④ 妊娠の可能性。これらの情報があれば、副作用を最小限にしながら効く薬を選べます。

💡 覚えておきたい4つのこと

  • 「効かない」と感じたら自己増量せず医師に相談
  • NSAIDsは食後に・空腹で飲まない
  • トラマール系を使うときは便秘・吐き気止めもセットで
  • 痛みのタイプに合わない薬を増やしても効きません。質を見極めて種類を変えるのが正解です