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🏥 豪徳寺整形外科クリニック / 患者さん向け資料

ロキソニン・セレコックス・ボルタレンの違い

NSAIDs Comparison
3つの痛み止め、あなたに合うのはどれ?

ロキソニン・セレコックス・ボルタレンはすべてNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)という種類の痛み止めです。
どれも炎症を抑えて痛みを和らげますが、効き目の強さ、胃への負担、向いている症状がそれぞれ違います。
痛みの種類や体の状態に合わせて使い分けることが大切です。
自己判断ではなく、医師と相談しながら選ぶことをおすすめします。

1
痛みの強さで選ぶ

激しい痛みにはボルタレン、中程度にはロキソニン、マイルドにはセレコックス

2
使用期間で選ぶ

短期間ならボルタレンやロキソニン、比較的長く使いやすいのはセレコックス。ただし漫然と続けず必要な期間に限って使います

3
胃の強さで選ぶ

胃が弱い方はセレコックス(胃への負担が比較的少なめ)が向いています

4
痛みの原因で選ぶ

急性の炎症にはボルタレン、慢性の関節痛にはセレコックスが適しています

ぎっくり腰で激痛 → ボルタレン
🦷
頭痛・歯痛・生理痛 → ロキソニン
🦵
膝の慢性的な痛み → セレコックス
😣
胃が弱いけど痛み止めが必要 → セレコックス
⏱️
すぐに痛みを抑えたい → ボルタレンまたはロキソニン(30分〜1時間で効果)
💪
ボルタレン(ジクロフェナク)
効き目が強く即効性あり。激しい痛みや腫れに。ただし胃や腎臓への負担が大きいため短期使用が基本
⚖️
ロキソニン(ロキソプロフェン)
バランスの良い痛み止め。幅広い痛みに対応し、最も処方頻度が高い。胃薬との併用がおすすめ
🛡️
セレコックス(セレコキシブ)
胃への負担が比較的少ないタイプ。ただし添付文書の「警告」に、心筋梗塞・脳卒中などの心血管系血栓塞栓性事象のリスクが使用期間とともに増大しうると記載されています。漫然と長く続けず必要な期間に限って使い、腎臓への負担は他のNSAIDsと同様に残ります
🧪
カロナール(別カテゴリ)
NSAIDsではなくアセトアミノフェン。炎症は抑えにくいが胃への負担が比較的少なく高齢者・妊婦にも使いやすい
🩹
湿布(外用薬)
飲み薬が苦手な方に。ロキソニンテープやモーラステープなど患部に直接貼るタイプも。モーラステープ(ケトプロフェン)は光線過敏症に注意が必要で、天候にかかわらず使用中〜剥がした後少なくとも4週間は遮光してください。光線過敏症の既往・アスピリン喘息・妊娠後期の方には使用できません
🏋️
リハビリ(根本改善)
痛み止めはあくまで対症療法。根本の改善にはリハビリや生活習慣の見直しが不可欠
💡

痛みの種類に合った薬選びが大切です

効き目の感じ方は人それぞれです。同じ薬でも合う人と合わない人がいます。自己判断で市販薬を長期間使い続けるのではなく、医師に相談しながら自分に最適な痛み止めを見つけましょう。痛み止めで症状を和らげつつ、リハビリで根本の原因にアプローチすることが回復への近道です。

⚠️

痛み止めの注意点
NSAIDsは胃潰瘍、腎機能障害、心血管リスクの副作用があります。特にボルタレンとロキソニンは胃への負担が大きいため、胃薬との併用を検討しましょう。長期使用が必要な場合は定期的な血液検査を受けることをおすすめします。胃・十二指腸潰瘍のある方、解熱鎮痛薬で喘息発作が出たことのある方(アスピリン喘息)には使用できません。妊娠後期の方にも使用できません。

💡 覚えておきたいこと

  • 急性の強い痛み → ボルタレン or ロキソニン(短期間)
  • 慢性の痛み・胃が弱い → セレコックス(腎臓への負担は他の痛み止めと同様に残ります)
  • 高齢者・胃が弱い方・小児 → カロナール(アセトアミノフェン)。妊娠中の使用は時期にかかわらず自己判断せず必ず主治医にご相談ください
  • 痛み止めは「症状を和らげる薬」。原因の治療(リハビリ等)も一緒に進めましょう