Strength Training as Medicine
「薬の前にまず筋トレ」── 万病を遠ざける運動処方
筋トレは単に筋肉を太くする運動ではなく、体の代謝そのものを書き換えるスイッチです。
筋肉から出るホルモン様物質「マイオカイン」が、糖尿病・肥満・動脈硬化の予防や、認知機能の維持に関わることが分かってきています。
「病院に行く前に、薬を飲む前に、まずは筋トレ」と言われるのはこのためです。
負荷をかけると筋繊維に小さな損傷ができ、修復で筋肉が太くなる
筋肉から代謝を整えるホルモン様物質が分泌される
筋肉量が増えることで、安静時のエネルギー消費が高まるとされています
血糖・脂質・血圧のコントロールが安定し、認知機能の維持にもつながる
始めて2〜4週間で「階段が楽」「だるさが減った」と感じる方が多く、3か月続けると体組成や血液検査の数値にも変化が出てきます。短期で成果を出すよりも、続けられる強度・頻度を選ぶことが何より大切です。
「まず筋トレ」の前に、確かめてほしいこと。
痛みやしびれが続いているときは、運動では解決しない原因が隠れていることがあります。その場合はまず受診して原因を確かめてから運動を始めてください。関節が痛い・腰が痛む・しびれが出る場合は、フォームの確認や負荷の見直しも必要です。膝・腰・肩に既往がある方や、心臓病・血圧が高い方は、開始前に整形外科で運動メニューを相談するのが安心です。