🏥 豪徳寺整形外科クリニック / 患者さん向け資料

肉離れ

Muscle Strain
スポーツ中の「ブチッ」という衝撃は要注意

スポーツ中に筋肉が急激に引き伸ばされて部分的に断裂するケガです。
特に太もも裏(ハムストリングス)ふくらはぎ(下腿三頭筋)に多く起こります。
筋肉が伸ばされながら力を発揮する「遠心性収縮」のときに起こりやすく、ダッシュやジャンプの着地時に発症します。

1
筋肉のコンディションが低下

柔軟性不足、疲労蓄積、ウォームアップ不足などが重なります

2
急激な動作で筋肉に大きな力

ダッシュやジャンプで筋肉が伸ばされながら強い力が加わります

3
筋線維が断裂する

限界を超えた力で筋肉の繊維が部分的に切れ、出血が起こります

🧘 柔軟性低下 😰 筋疲労 🏃 ウォームアップ不足 💧 水分不足 🔄 過去の肉離れ歴
💥
「ブチッ」という衝撃を感じた
🎈
患部が腫れている
🟣
内出血(あざ)が広がる
🚶
歩くと痛い・力が入らない
🧊
初期の応急処置
RICE(安静・冷却・圧迫・挙上)を24〜48時間が目安。近年は痛みの範囲で早期に保護しながら動かすPOLICE/PEACE & LOVEの考え方も。動かす程度は自己判断せず医師の指示に従ってください
🧘
段階的リハビリ
ストレッチ→軽い筋トレ→競技動作と段階を踏みます
💉
PRP療法
自己血小板の成長因子で組織修復を促す治療。復帰短縮を認めなかったとする比較試験もあり評価は定まっていません。肉離れでは保険適用外(自費)
体外衝撃波治療
難治性・再発例で疼痛軽減と修復促進を期待して用いることがあります。肉離れへの有効性のエビデンスは限られ、保険適用外(拡散型・自費 1回3,000円〈税込〉)
🔍
MRI・超音波検査
損傷の範囲と重症度を正確に把握して治療方針を決定
📋
復帰判定
MRIフォローで「治り切ったか」を客観的に確認
📅

重症度により復帰までの期間は異なります

軽症(I型)なら約1〜2週間、中等症(II型)は平均5週前後(損傷度により2〜10週間と幅あり)、重症(III型)は3ヶ月以上、重い例では半年近くを要することもあります。不完全な状態で復帰すると再発リスクが高いため、焦らず段階的に進めることが大切です。

💡 再発を防ぐために

  • ウォームアップとクールダウンを徹底しましょう
  • 日頃からストレッチで柔軟性を維持しましょう
  • 疲労が蓄積しているときは無理をしない
  • 「痛みがなくなった=治った」ではありません。画像検査で確認を