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🏥 豪徳寺整形外科クリニック / 患者さん向け資料

骨粗しょう症の薬と歯科治療

薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)
「お薬を使っていても抜歯できるの?」にお答えします

骨粗しょう症のお薬(ビスホスホネート、デノスマブ=プラリアなど)を使っている方に、ごくまれに顎の骨の一部が治りにくくなることがあります。正式には薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)といいます。
ただし、骨粗しょう症の治療で使う量で起こることは非常にまれです。がんの骨転移などで使う高用量のお薬とくらべると、頻度は桁違いに低いと考えられています。
むしろ、心配のあまり自分の判断でお薬をやめてしまうほうが危険です。やめている間に背骨や足の付け根の骨折が起こることがあります。
大切なのは「怖いからやめる」ことではなく、歯科と整形外科で情報を共有しながら治療を続けることです。

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骨の壊れすぎを抑えるお薬を使う

骨折を防ぐために大切な働きですが、顎の骨では傷の治りがゆっくりになることがあります

2
顎の骨は口の中の細菌にさらされやすい

歯周病や虫歯を放っておくと、骨の近くまで細菌の感染が広がっていきます

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抜歯や歯ぐきの手術で傷ができる

もともと感染があった場所では、傷がふさがりにくくなることがあります

4
顎の骨の治りが遅れ、骨が見えてくる

痛みや腫れ、膿が続き、骨がむき出しになることがあります

5
8週間以上続くと顎骨壊死と診断される

早く見つかるほど、歯科・口腔外科での治療の負担は少なくなります

🦷 歯周病・虫歯の放置 🪥 口の中の清掃不良 🚬 喫煙 🍬 糖尿病 💊 ステロイド薬 ⏳ 長い期間の使用 🔧 インプラントなどの手術
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歯ぐきや顎の痛み・腫れが続く
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歯ぐきから膿が出る・いやなにおいがする
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口の中に骨のような硬い部分が見える
下唇や口のまわりのしびれ・ピリピリ感
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原因がはっきりしない歯のぐらつきが続く
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抜歯したあと、傷がなかなか治らない(8週間を待たず、治りが悪いと感じた時点でご相談ください)
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薬を始める前に歯科へ
いちばんの予防です。お薬を始める前に歯科で口の中をチェックしてもらい、必要な歯科治療は開始前に済ませておきましょう
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毎日の歯みがきと定期清掃
きっかけになるのは抜歯そのものより口の中の細菌です。歯みがきと歯科での定期的なクリーニングを続けましょう
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お薬手帳を歯科で見せる
薬の名前・いつから使っているか・飲み薬か注射かを歯科の先生に伝えます。これだけで話がスムーズに進みます
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抜歯が必要になったら
自己判断でお薬を止めず、歯科と整形外科で情報を共有して進め方を決めます。遠慮なくお申し出ください
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一律の休薬は勧められていません
骨粗しょう症の量では、抜歯のために予防的にお薬を休むことは現在の指針では勧められていません。休んでも顎骨壊死を防げる根拠は示されていないためです
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注射の間隔を守る
デノスマブ(プラリア)は次の注射が大きく遅れると骨折のリスクが高まることがあります。予定がずれそうなら早めにご相談を
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血液検査でカルシウムを確認
デノスマブなどでは血液中のカルシウムが下がりすぎないよう、カルシウム・ビタミンD製剤の併用と定期的な血液検査を行います
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リスクを減らす生活
禁煙、糖尿病の管理、ステロイド薬を使っている方は主治医との相談を。リスクを下げる工夫が積み重なります
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骨粗しょう症の治療量では、起こることは非常にまれです

報告されている頻度には幅がありますが、いずれも1,000人に1〜2人程度かそれ以下とされ、がん治療で使う高用量のお薬とくらべるとかなり低いと考えられています。骨折を防ぐために治療を続ける利点のほうが大きいと考えられており、万が一起こったとしても、早く見つかれば歯科・口腔外科で対応していくことができます。過度に怖がる必要はありません。

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いちばん避けたいのは、自己判断でお薬をやめてしまうことです
特にデノスマブ(プラリア)は、中止したり次の注射が大きく遅れたりすると、背骨の骨折が増えることが報告されています。飲み薬のビスホスホネートも、抜歯のために予防的にお休みすることは現在の指針では勧められていません。歯科で「お薬を止めてください」と言われたときも、自己判断で中止せず、まず整形外科にご連絡ください。

💡 覚えておきたい5つのこと

  • 歯科では、お薬の名前・いつから使っているか・飲み薬か注射かを伝えましょう(お薬手帳の持参が確実です)
  • 抜歯の予定が決まったら、できるだけ早く整形外科にも共有してください
  • 歯科で「お薬を止めましょう」と言われたら、止める前に整形外科にご連絡ください
  • 治療中も年に1〜2回は歯科でお口のチェックとクリーニングを受けましょう
  • 自己判断でお薬を中止しないこと。骨折を防ぐ治療を続けながら、お口の健康も一緒に守っていきましょう