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🏥 豪徳寺整形外科クリニック / 患者さん向け資料

膝の水(関節水腫)

Knee Joint Effusion
「水を抜くとクセになる」は誤解です

膝の関節の中には、もともと少量の関節液があり、関節をスムーズに動かす潤滑油の役割をしています。
しかし、膝に炎症が起こると関節液が過剰に作られてたまってしまいます。これが「膝に水がたまった」状態です。
よく「水を抜くとクセになる」と言われますが、これは誤解です。水がたまる原因を治療することが大切です。

1
膝に炎症が起こる

軟骨のすり減りやケガなどで関節の中に炎症が発生します

2
滑膜が刺激される

関節の内側を覆う「滑膜」が炎症に反応して活発になります

3
関節液が過剰に作られる

滑膜から通常よりも多くの関節液が分泌されます

4
膝が腫れて動かしにくくなる

たまった液体で膝がパンパンに張り、曲げ伸ばしが困難に

🦵 変形性膝関節症 🔧 半月板損傷 🦠 関節リウマチ ⚡ 外傷
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膝がパンパンに張っている感じ
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膝の曲げ伸ばしがしにくい
😣
膝全体が重だるく違和感がある
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歩くときに膝がグラつく
💉
関節穿刺(水を抜く)
注射器でたまった水を抜き、同時に原因を調べます
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ヒアルロン酸注射
関節液の潤滑機能を補い、痛みをやわらげる効果が期待できます(診療ガイドラインでも行うことが提案されています)
🏋️
リハビリ・筋力強化
膝まわりの筋肉を鍛えて関節を安定させます
⚖️
体重管理
体重を減らすことで膝への負担を軽減します
💊
消炎鎮痛薬
飲み薬や湿布で炎症と痛みを抑えます
🔍
原因疾患の治療
水がたまる根本原因を特定し、そちらを治療します
💡

根本原因の治療が改善のカギです

水を抜くだけでは繰り返すことがあります。なぜ水がたまるのか、その原因を正しく診断して治療することで、改善が期待できます。炎症が続くと軟骨の変化が進みやすいと報告されており、水を抜くだけでなく、原因となる炎症を抑える治療をあわせて行うことが大切です。

🚨

「水を抜くとクセになる」は誤解です。
水を抜いてもクセにはなりません。繰り返したまる場合は、根本の原因がまだ治っていないサインです。我慢せず、原因をしっかり調べてもらいましょう。
ただし、次の場合は急いで受診を。発熱を伴う、膝が赤く熱をもって激しく痛む、急に腫れて曲げ伸ばしができない場合は、化膿性関節炎や結晶性関節炎(痛風・偽痛風)の可能性があります。様子を見ずに受診してください。

💡 覚えておきたい3つのこと

  • 膝が腫れたり重だるさを感じたら早めに受診しましょう
  • 水を抜く処置そのものがクセをつくるわけではありません。原因の診断を受けることが大切です
  • 放置は悪循環のもと。早めの対処で膝を守りましょう