De Quervain's Tenosynovitis
親指の付け根・手首が痛む「手首の腱鞘炎」
親指を動かす腱と、それを包む腱鞘(けんしょう)が厚く硬くなって腱の通り道が狭くなる病気です。「腱鞘炎」と呼ばれますが、組織を調べると強い炎症よりも腱鞘の肥厚・変性が主体であることがわかっています。
親指の付け根から手首にかけて痛みや腫れが出るのが特徴で、「スマホ腱鞘炎」として若い世代でも増えています。
妊娠中・産後・更年期の女性に特に多く、抱っこや家事が引き金になることもあります。
スマホ操作・PC作業・抱っこ・楽器演奏など、繰り返しの負荷が腱と腱鞘にかかる
滑らかに動いていた腱が引っかかり始め、表面に小さな傷ができる
腫れた腱鞘が腱を締め付け、動かすたびに痛みが走るようになる
放置すると引っかかり感が強くなり、生活動作にも支障が出てくる
初期であれば1〜2週間の安静で楽になることが多く、ステロイド注射が必要な場合でも高い確率で症状が落ち着きます。手術が必要になった場合も日帰りで行われることが多く、1〜2週間で日常生活に戻れます。再発予防には日々の使い方の見直しが重要です。
こんなときは早めに整形外科へ。
痛みが1〜2週間続く/市販薬で改善しない/親指の動きが日に日に悪くなる、という場合は受診の目安です。フィンケルシュタインテストや超音波検査で診断し、必要に応じて注射まで一度に対応できます。