🦴
🏥 豪徳寺整形外科クリニック / 患者さん向け資料

発育性股関節形成不全

Developmental Dysplasia of the Hip
股関節の「受け皿」が浅い状態をケアする

股関節の骨盤側にある「受け皿(臼蓋)」が十分に発達せず、浅い状態のことです。
赤ちゃんの頃の脱臼が指摘されなくても、成長過程で受け皿が浅いまま大人になるケースがあります。
受け皿が浅いと体重の圧力が狭い範囲に集中し、長年の負担で軟骨や関節唇が傷んでいくことがあります。女性に多い疾患です。

1
股関節の受け皿が浅い

発育過程で臼蓋が十分に育たず、大腿骨頭を覆いきれていません

2
狭い範囲に体重の圧力が集中

覆いが浅い分、荷重が特定の部位に集中します

3
軟骨や関節唇が徐々に傷む

長年の負担で軟骨がすり減り、痛みや動かしにくさが出てきます

4
変形性股関節症へ進行

放置すると関節の変形が進み、日常生活に支障が出ることも

👩 女性に多い 👨‍👩‍👧 家族歴
🚶
運動後に股関節のあたりに違和感
😣
長時間歩くと足の付け根が痛い
🧦
靴下を履く動作が辛くなった
🪜
階段の上り下りが痛い
🏋️
筋力トレーニング
中殿筋など股関節を支える筋肉を強化します
🚶
動作指導
股関節に負担をかけない体の使い方を指導
💉
エコーガイド下注射
超音波で見ながら正確に関節内に注射します
🔬
手術療法
骨切り術や人工股関節置換術を検討する場合も。当院は手術施設ではないため提携医療機関へご紹介します
🌿

早めのケアが5年後、10年後の生活の質を守ることにつながります

日本の変形性股関節症患者さんの約80%がこの形成不全がベースにあるといわれています。早い段階から筋力トレーニングや動作改善に取り組むことで、将来の歩行機能を維持することが期待できます。

💡 日常生活で心がけたいこと

  • 股関節まわりの筋力トレーニングを習慣にしましょう
  • 体重管理を心がけ、股関節への負担を減らしましょう
  • 和式の生活(正座・あぐら)は股関節に負担がかかることも
  • 足の付け根の痛みが気になったら、早めにご相談ください