🧣
🏥 豪徳寺整形外科クリニック / 患者さん向け資料

顎を引くと首が痛い原因

Chin Nod Neck Pain
首の奥の筋肉を鍛える「チンノッド」で改善を

首の奥にある深部頸部屈筋(しんぶけいぶくっきん)という筋肉の働きが低下すると、首にかかる負担が増えて痛みが出ます。
デスクワークやスマホで頭が前に出た姿勢が続くと、この奥の筋肉がうまく使えなくなります。
チンノッド(うなずき運動)というトレーニングで、この筋肉を鍛え直すことができます。

1
不良姿勢が続く

パソコンやスマホで頭が前に出た姿勢が長時間続きます

2
首の奥の筋肉が弱る

深部頸部屈筋の制御能力が低下し、うまく使えなくなります

3
首の表面の筋肉が過剰に緊張

奥の筋肉の代わりに表面の筋肉が頑張りすぎて痛みが出ます

4
顎を引く動作で痛みが出る

本来使うべき奥の筋肉が弱いため、顎を引くと首に負担がかかります

💻 デスクワーク 📱 スマホ使用 😰 ストレス 💤 睡眠不足
😣
首が痛い・こる
👇
顎を引くと首の後ろが痛い
手のしびれや握力の低下(首の奥の筋肉ではなく、頸椎の病気を疑うサイン)
🚶
歩きにくさ・ふらつきを感じる(頸椎症性脊髄症などの可能性。早めに受診を)
🛏️
Step 1:仰向けに寝る
平らな場所に仰向けになります
👇
Step 2:小さくうなずく
あごを軽く引き、小さくうなずく動きをします。頭は持ち上げない
⏱️
Step 3:5秒キープ
うなずいた状態を5秒間キープします
🔄
Step 4:10回繰り返す
10回×1〜2セット。毎日続けましょう
🏥
圧バイオフィードバック
通常の運動に加えて専用計測器(圧バイオフィードバック)を使うと、通常の運動だけより改善が大きかったという報告がある
🧘
首・肩のストレッチ
表面の筋肉の緊張を和らげ、奥の筋肉が使いやすい状態に
🌿

2〜4週間の継続で変化が見られることがあります

チンノッドは首の奥の筋肉を再教育するトレーニングです。毎日続けることで、首の痛みや生活上の困りごとの改善が期待できます。効果が乏しい場合はフォームの確認や他の運動との組み合わせが有効です。

🔬

首の痛みには正確な診断が大切です。
首の痛みの原因は筋肉だけでなく、頸椎椎間板ヘルニアや頸椎症性神経根症など様々です(「ストレートネック」は正式な病名ではなく、首の自然なカーブがまっすぐに近づいた状態の通称で、カーブがまっすぐに近くても症状のない方もいます)。当クリニックではレントゲン・超音波(エコー)で状態を確認し、MRIが必要な場合は連携医療機関にご予約をお取りして、原因に合った治療をご提案します。

💡 チンノッドの注意点

  • あごを強く引きすぎないようにしましょう
  • 頭を持ち上げてはいけません(腹筋運動にならないように)
  • 運動中の痛みは10段階で3以下に抑えましょう
  • 手のしびれ・歩行困難のほか、発熱を伴う、原因のはっきりしない体重減少がある、がんの治療歴がある場合は、すぐに医療機関を受診してください