Bipartite Patella
成長期に多い「膝のお皿が分かれている」状態
膝のお皿(膝蓋骨)は、もともと赤ちゃんのときにいくつかの骨の元(骨化核)が成長とともに1つにくっつきます。
ところが、それが完全にくっつかず2つ以上に分かれたまま残ることがあります。これが二分膝蓋骨です。
約0.2~2%の人にみられ、多くの方は痛みなく一生を過ごしますが、スポーツなどで分かれ目に炎症が起こると痛みが出ます。
胎児期~成長期にかけて、骨化核が完全に癒合しきらず分離したまま残ります
ジャンプやダッシュなど膝を酷使する動作で、分離部が繰り返しこすれます
繰り返しの刺激で分かれ目の周囲に炎症が生じ、痛みが出ます
保存療法を4~12週間続けることで多くの方が改善し、スポーツに戻れます。リハビリで大腿四頭筋や股関節の機能を整えることが、再発防止のカギです。
3か月以上の保存療法を続けても改善しない場合に手術を検討します。多くの方は保存療法で症状が落ち着きます。
分離した骨片を取り除く手術(分離片切除術)や、固定する手術(内固定術)があります。骨折との鑑別のためにも、自己判断せず早めに受診しましょう。