五十肩

五十肩の症状

五十肩は肩の痛み、動きの制限といった症状がでます。

3つのステージがあって、炎症期→拘縮期→回復期となっています。

1.急性期

肩の痛みが最も強い時期です。動作時痛や夜間睡眠時の痛みが生じます。

痛みのコントロールはロキソニンやセレコックスの内服が第一選択となります。

それでも痛みが続く場合はステロイドと局所麻酔薬を肩関節内へ注射します。

寝るときに肩が痛い方は痛い肩を上にして寝ることをお勧めします。

糖尿病で穿刺できないとき

糖尿病があると関節内注射を行うと、細菌感染を引き起こしてしまうリスクが高くなります。糖尿病のコントロールが悪い場合はオピオイドやステロイドの内服に変更します。

2.拘縮期

痛みがおさまり、肩の動きが制限される時期になります。痛みがおさまり、この時期から痛みの範囲内で徐々に肩を動かすリハビリ訓練を行います。

リハビリ室で温熱療法を併用して緊張した肩の筋肉をやわらげながらリハビリを行います。

貼付剤、塗布剤などを使用して残った炎症をおさえるのもお勧めします。

3.回復期

肩の硬さが雪解けのように柔らかくかり動きはじめる時期です。痛みどめ、貼り薬と併用しながらリハビリをおこなっていきます。